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2005年12月 6日 (火)

「質量保存の法則」で環境を考える

「質量保存の法則」…「化学反応前後で関与する元素の種類とおのおのの量は変わらない」というやつですね。

学校で習った時に、「こんなもの、覚えて何の役に立つんだ」と思った人も少なくないかと思います。しかし、世界規模でモノや人が移動する現代、世の中で起こっていることを理解する事にも使えると思っています。

「質量保存の法則」を習うのは、中学生のカリキュラム。僕にとっては、かれこれ20年ほど前になってしまいます。その頃に漠然と思ったのは、

「海外から食料やモノをどんどん輸入していたら、過剰なものがどんどん日本に溜まって行くのでは?」

ということ。そうして溜まったものによって、水域の富栄養化を招いたり、処理場所の問題を産むゴミの問題につながったりする。逆を言えば、輸出元ではものが出て行ってしまうのだから、土が痩せたりなどの結果も産んでしまう。「質量保存の法則」だけで解釈するには、大きな内容ですけど。

西日本新聞の朝刊に「食卓の向こう側 第7部 生ゴミは問う」という連載があります。2005/12/5(月)の記事に、

 「このままいけば日本は窒素であふれる」。九州大学大学院農学研究院教授・鈴木宣弘(四八)は、警告する。

 食料自給率が40%の日本には現在、農産物や家畜の飼料が大量に輸入されている。その中の窒素分を、日本で生産する農産物や化学肥料と合わせると、国内には農地で利用できる適正量の二倍もの窒素がある、というのだ。

 窒素はリン酸、カリと並び、植物にとって必要な栄養素。だが、多すぎて硝酸態窒素の形で野菜や牧草に過剰に吸い上げられると、それを摂取した乳児、家畜に血液の機能障害を引き起こす危険性があるとされる。

昔、漠然と思っていたことを、読んですぐに思い出したのでした。

この部分を理解するには、科学の知識が必要になります。高校生までの理科の内容で十分でしょう。そして、この連載の内容を理解するには、社会などの知識も必要になってくると思います。

「学校の勉強なんて役に立たない」という嘆きの声もよく聞くけれど、物事を考える時の基礎に利用すれば、そんなことはないと思います。自分自身が大学まで行って勉強をしてよかった、と思えるのは「考え方を学べた事」です。教科、ジャンルを問わずですね。

子供を持つ親御さんも、学校での勉強に疑問を持つ子供自身にも、この考え方がわかってもらえればいいのですが。

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