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2007年9月24日 (月)

アクロス・クラシックフェスタ

20070924_01.JPG

昨日は遅かったけど、頑張って起きてアクロスへ。アクロス・クラシックフェスタで、コンサートや楽器フェアがあるからです。

スタートの11:00少し前に会場着。まずはイベントホールの楽器フェア。オープニングに「クラシックオルガン+トランペット」のミニコンサートがあり、その演奏をするトランペット奏者・脇山早香さんが市民吹奏楽団の後輩Cいの高校時代の後輩だかなんだかで、聴いてあげて下さいと言われていたので間に合うように。

そのステージ、ブースとステージが同じスペースに設けられていたおり、ブースで試奏する楽器の音で演奏がよく聴こえないという事態に。

ストンビ(スペインの楽器メーカー)のトランペットとピッコロトランペットを用いてのデモンストレーションだったが、きちんと聴こえなくて残念。こんな悪条件の中でも、きちんと演奏できる集中力はさすがプロ。素人なら気が散ってダメでしょう。

管楽器のあるブースで、吹けるだけの楽器を試奏しまくってきました。普段おめにかかれないものも、多数ありましたから。

・クルトワ(コルトワ)のフリューゲルホーン…ベルの大きさが異なる2タイプが展示してありました。ベルが大きいほうが値段も高く、音色はより太い傾向のよう。
・クルトワ(コルトワ)のコルネット…初めて吹いたけど、悪くないのでは?。
・クルトワ(コルトワ)のソプラノコルネット…チューニングスライドを抜かないと、ベルの根元のほうがほっぺたにあたってしまうのは、設計的にどうなのだろう。
・ベッソンのコルネット…よくも悪くもベッソン。
・ベッソンのコルネット(プレステージ)…チューニングスライドにまでトリガーがついている。ベッソンにありがちな音程のくせを考えると、ありな設計なのかも。
・ルブランのフリューゲル(サンドバルモデル)…レッドブラスベル(銅と亜鉛の合金である真鍮の、銅の割合が高い)なのかな、赤ベルと呼ばれる色をしています。ダークな音色が特徴的。
・セルマーのフリューゲル…珍しいと思って試奏。思ったより吹きやすい。後輩Gっちゃんが持っている、C管のトランペットが音程が悪いので、あまりいい印象を持っていなかったのだが。
・XOのフリューゲル…可もなく不可もなく。扱いやすいところでしょうか。
・マルカートのフリューゲル…ちゃんとトリガーもついているのに6万円前後という値段に驚いたが、吹いてみたらちゃんとした音をしてるし、音程も悪いわけではない。持ち替えように購入するには十分ではないだろうか。ある意味、一番の掘り出しものかも。
・バックのトランペット…バックといえば、180MLという定番モデルと思っていたら、5月に182MLというラインが発売されていたそうです。最近バックを吹くと、ヤマハよりライトに感じていたのですが、これは結構しっかりした吹奏感があると思います。
・ヤマハのピッコロトランペット(YTR-9830)…僕が所有しているYTR-9820Cとは形状が異なるので、吹いた感じも異なる。トランペットから持ち替えするには、こっちのほうがスムーズかも。
・ヤマハのE♭管(YTR-9630)…さすがはヤマハで、吹きやすい。ピッチを気にしなくていいから、吹きなれないE♭管でもまあ音は出せる。
・ヤマハのC管(YTR-9445CHSとYTR-9445NYS)…シカゴモデルとニューヨークモデルと呼ばれるやつ。個人的には、リバースタイプのシカゴモデルが好きである。

ヤマハのブースで試奏していて、ふと右を見ると見たことがあるような人が。なんと、エリック・ミヤシロではないですか!

一瞬考えて、思わずサインをもらってしまいました。「エリック・ミヤシロのBRASSテクニック・ガイド」という本を持参していたのでそれに。感激しました。

「頑張ってください」とすっと握手の手が伸びてきました。本当にフレンドリーで、腰の低い方です。あ、一緒に写真とってもらうの忘れてた。

お昼からは、シンフォニーホールでの「ふぇすたコンサートシリーズⅠ~九州管楽合奏団と華麗なるソリストたちによるポップスコンサート」。

ソリストとして、「オリタ ノボッタ(指揮・司会・サックス)」「エリック・ミヤシロ(トランペット)」「向井滋春(トロンボーン)」という豪華な顔ぶれ。

非正規メンバーが多かったためか、管楽合奏団の音はともかくとして、ソリストはすごいね。

「エリック最高!」席があいていなかったから、ちょっと右よりの前から3列目ぐらいに座ったけど、目の前にエリック来ましたよ。

ハイノートの時に顔は真っ赤になるけれど、平然とあの音をだしているのはすごい。ピックアップのマイクなんていらないんじゃ。もう言葉がありません。

そしてオリタ ノボッタさん、司会うますぎます。さすがは吹奏楽オタクだけのことがありますね。

高校の吹奏楽部の先輩M川先輩と会ったので、正福でランチ。久々の銀だらみりんはうまかった。その上おごってもらったし、ごちそうさまでした。

15:30くらいから、福岡フローリッシュブラスのNょんとSげぽんと一緒に、円形ホールの「エリック・ミヤシロBRASSテクニック」に並ぶ。もう少し遅かったら立ち見になっていたから、早めに行っておいてよかった。

で、講演の覚え書きを

「道具を大切にしましょう」
ピストン開放で、ウォーターキーを開け閉め。Fの音だと開けたときに音がでなくなる。Bだとトリルができる。Dだとほとんど変わらない。どういうことかというと、楽器は音がなるときに、管の中を空気の振動が出て行く波と戻ってくる波がある。波の頂点がウォーターキーと一致するFでは、それ以上波が伝わらないので音がならない。音程によって並みの波長が異なるので、どこかに穴があくと、それによって音に影響がでる可能性は高い。

「週に一度は楽器に水を通しましょう。月に一度は分解掃除を(注:水洗いのできる金管楽器の話です)」
食べかすや唾液の混じったもので皮膜ができて、汚れが付着しやすい状態になるからです。
エリックさんがとある中学校に教えに行ったときのこと。顧問の先生が「この子は昨年まで上手だったのに、今年に入ってスランプなんです。呼吸法が問題と思うので見てもらえますか?」というのでいろいろ見てあげたけど全然改善の兆しが見えません。気になって、使っている楽器のチューニング管を抜いてマウスパイプの中を覗き込むと、中がすごいことになっていました。なので、手洗い場に行って一緒に楽器を洗ってみて、きれいになったところで吹いてみると、本人もびっくりの音が出たそうです。そこに顧問の先生が戻ってきて、「やっぱり呼吸法だったんですね」というおちが付いていましたが、意外にありがちかもしれません。

「どれだけ息を吸えるか?は大事ではない。ゆっくり吸えば自然にたくさん息が入ります。」
休みが1小節あるのなら、1小節で吸ってもかまわない。深呼吸すると気持ちが落ち着く。早く吸うと息が冷たいので、肺胞が肺を守ろうと縮んでしまうこともあるとか。「エリック・ミヤシロBRASSテクニック」P48にあるハタヨガの呼吸法も説明されていました。

「唇をいい状態に。反応がいい唇にするにはppで練習」
唇をぶるぶるふるわせる準備運動(フラッタリング)をして、顔のストレッチを行なう。いきなり金属でできたマウスピースを唇にあてて練習を始めるのはよくないのでは?その後にマウスピースなしでバズィング。
エリックさんは朝起きて習慣でやって癖になっているので、新幹線で移動中にヘッドフォンで音楽を聴きながら無意識にフラッタリングをやってしまって、隣の人ににらまれたことがあるとか。

「マウスピースで普通に吹いているつもりでも、楽器ではff」
実演してくれましたが、マウスピースでバズィング普通にしている状態でぱっと楽器につなぐと大音響になってました。要注意です。

「楽器を持っているときは、常に音楽を作っているつもりで」
ロングトーンの練習をするとき、単に伸ばしているだけだと集中力がなくなってくる。音楽的にやる工夫が必要。たとえば、スタート~クレッシェンド~ビブラート~ゴールのように。スケールも、機械的だけではなく、テンポを揺らしてみたり。常に誰かに見られているつもり(ナルシストに)、誰かのために…。(だらだらロングトーンをする様子を、音を吹きのばしながら携帯見たり、頭掻いたりと面白おかしく実演してくれましたが、いったい何拍のびるの?てくらい延々吹いてましたよ)

「ミスを練習しない」
さらっていて4回失敗、1回成功だと、体が覚えているのは失敗の4回のほうである。緊張してしまうと体が思い出すのは4回のほう。テンポを落とすとか、オクターブ下げるとか、確実な練習をする。

「秘密の奏法、秘密のマウスピースといったものはない。ハイトーンや持久力をつけるには地道な練習を」

「痛くなる前に休むことが大事」
疲れる前に休む。常にフレッシュ、元気な状態で練習を

「高い音も、小さい音で練習を」
マウスピースあてる圧力をかけず、息の圧力にも頼らず、最初は蚊の鳴くような音でいいから練習して唇の形を覚えるのを待つ。音になりそうになったら、息を入れていく。
楽器の中に常に音はあり、唇の動きで刺激して共鳴させていく。かすれるような、音にならない音で吹いても、楽器と離れたどこかでその音が響いている状態を実演してくれました。その状態が作れれば、あとは息の圧力を少しあげるだけで音になるのでしょうね。

「イメージが大事です」
頭の中に目標となる音を思い浮かべる。音楽のジャンルによって、目標の音が違ってもかまわない。イメージ以上の音は出ない。いろいろな人生経験、感情は楽器を吹くときに、イメージとして使うことができる。

45分はあっという間。本当に基礎的なことしか言われなかったけど、意外にわかっていないものです。

こんな幸せな時間を過ごすと、すぐにでも練習したくなる。仕事なんかせずにね(笑)。

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